2015年12月20日日曜日

歩くと筋肉はつくの?

こんにちは!リハビリスタッフの大橋です。
寒くなってきましたね。朝起きるのが辛い方も多いのではないでしょうか。
さて、当院では患者様にトレーニングを指導させて頂くことが多いのですが、よく
「歩くだけで筋肉はつきますか?」
という質問を受けます。今回は、そのことについてお話しします。

結論から言うと、歩くだけで筋肉はつきません!

そもそも歩くことは有酸素運動で、持久力向上や脂肪燃焼効果はありますが、筋肉をつける運動では無いといえます。厳密にいえば筋肉がつくのかもしれませんが、持久力に有利な筋肉がつくだけで、瞬発力を担う筋肉はつきません。
例えばつまずいた時や転びそうになる時など、瞬発力が無いと態勢を立て直せません!また階段を上るのも、持久力というより瞬発力です!
実は、瞬発力を担う筋肉は、持久力を担う筋肉に比べて、有意に加齢により減少します。日常的な運動+αが必要なのです!
筋肉を鍛えるのはとても大切です。以前当ブログでサルコペニアの話もありましたが、筋肉は年々落ちていきます。
皆さん、早いうちから筋肉を鍛え初めましょう!
ある

今年もありがとうございます。

年末年始の休診のお知らせ
 今年も、あとわずかとなりましたが、皆様のご支援やご指導のおかげで、診療を続けることができております。ありがとうございます。
  1229日火曜日の午後診から13日日曜日まで、休診とさせていただきます。
 14日月曜日から、通常どおり診療をさせていただきます。
 ご不便をおかけいたしますが、ご理解のほどお願い申し上げます。          

                  院長 鱧永 浩

2015年12月10日木曜日

放射線の単位

こんにちは放射線技師の中西です。
東日本大震災以降テレビなどで放射線の単位の話が出てきたりしていますが、違いがよく解らないのではないでしょうか?
簡単に説明してみます。

・よく使用される単位

①Bq(ベクレル):放射能を表す単位
②Gy(グレイ):吸収線量を表す単位
③Sv(シーベルト):等価線量及び実効線量を表す単位

基本はこの3種類です。
もう少し説明していきます。
まず、Bq(ベクレル)から

①Bq(ベクレル)

放射線を出す能力(放射能)を表す単位です。放射性同位元素(放射性物質)が1秒間に何回放射性壊変を起こしたかを表します。1秒間に1回放射性壊変が起こると1Bqになります。

次はGy(グレイ)です。

②Gy(グレイ)

放射線は強いエネルギーを持っています。放射線が物質に当たった場合、エネルギーの一部は物質に与えられます。この時、物質1kgが放射線により1J(ジュール)のエネルギーを受けると1Gyになります。

最後はSv(シーベルト)です。シーベルトはテレビでもよく耳にするのではないでしょうか?

③Sv(シーベルト)

人の場合、放射線の種類や体の臓器によって放射線からの影響の受け方が異なります。そのため、放射線の人体への影響を放射線の種類によらず、発がん等のリスクを評価するために考えられたのがSv(シーベルト)です。これには等価線量と実効線量の2つの考え方があります。

等価線量や実効線量の話は次にしたいと思います。
整理しておくと

①Bq(ベクレル):放射線を出す能力(放射能)がBqです。

②Gy(グレイ):放射線のエネルギーが物質(人体)に吸収された量を表す単位がGyです。

③Sv(シーベルト):受けた放射線による影響の度合いを表す単位がSvです。放射線の人体への照射による将来の影響を評価するための単位です。放射線の安全管理のための指標として用いられます。また、環境放射線(自然放射線)の単位としても用いられます。

となります。Svはテレビなどでも耳にすると思いますので、参考にしていただけたらと思います。




2015年12月5日土曜日

骨折における超音波治療について

こんにちは、リハビリ担当の島津です。
今日は骨折における超音波治療について、お話ししたいと思います。
一般的な骨折治療は、整復、固定後は骨が自然に修復されるのを待つというものです。
しかし最近になって、超音波が骨の癒合を促進されることがわかりました。

骨折部位に毎日20分、治療器を患部にあてるだけなので、痛みや違和感を感じることもありません。
毎日ではなく、週に1回からでも、定期的に当てれば効果があります。

超音波骨折治療法は、低出力超音波パルスという弱い超音波を利用しています。
特徴は、非常に微弱な超音波を、患部に断続的にあてることです。
連続的にではなく、断続的に細胞を刺激することで、骨の癒合が促進されると考えられています。

早い段階から超音波骨折治療法を行えば、骨の癒合も早く進む可能性は高いといえます。骨折が早く治れば、職場や学校への復帰、日常生活への復帰、スポーツの再開なども早期に実現できます。

当院でも、超音波治療を行っておりますので、お気軽にご相談ください。

2015年11月17日火曜日

サルコペニアについて

こんにちわ!!
リハビリ担当の笹井です。
秋になり寒暖の差が大きくなり体調など崩されていませんでしょうか??
今日は少し聞きなれない言葉ですが、サルコペニアという言葉について簡単に説明したいと思います。
サルコペニアとは、個人差はありますが、40歳前後から徐々に筋肉量の減少傾向が見られ、その傾向は加齢に伴って加速化していきます。とくに高齢者においてはその速度はますます高まり、1年で5%以上の減少率となる例もあります。この現象を「サルコペニア」と呼びます。サルコペニアはギリシア語で骨格筋の減少を意味し、サルコ(筋肉)とペニア(減少)の造語です。
通常筋肉は運動による刺激やタンパク質、 アミノ酸等(お肉や牛乳などの乳製品)の摂取によって維持、増加することが知られています。人間は一日の間に筋肉の合成と分解を繰り返していますが、成長期ではこの合成と分解のバランスがプラスとなり、十分な量のタンパク質の摂取により筋肉は増加していきます。ところが高齢者においては運動や食事の摂取等の刺激に対する感度が低下することに加え、食事量、とくにタンパク質(アミノ酸)摂取量や運動量の減少により、筋肉の合成量が低下し、合成、分解のバランスが崩れることにより、筋肉が減少する傾向が現れます。

上手に食事を取り、一日少しずつ運動して行くことが大切です!!

2015年11月6日金曜日

気付けば11月になりました^_^

朝の冷え込みも日に日に増してきていますが、この数日はましなような今日この頃皆さんはいかがお過ごしでしょうか??

リハビリ担当の吉田です。

今のこの季節がきっと秋という季節だと思うのですが中々気温の落差の大きさからは何の季節かわからない方多くあると思われます(ーー;)

しかしながら食事美味しくないですかぁ??^ - ^??

『〇〇の秋』と称される様に身体は動きやすく(スポーツの秋)、頭は回転しやすい(読書、勤勉の秋)そんな時期ではないでしょうか??

身体づくりにはこの時に栄養価の高い食物を摂取して、身体を動かしトレーニングする事で良い体造りができるのです^_^
がしかし、その栄養価の高い物を取りすぎてはいませんか??

夏が過ぎ、ばてていた身体は徐々に回復し前述の様に〇〇の秋の様に身体活動は積極的に
できる様になっています。しかしながら取れていなかった栄養を取り返すべく最近知らず知らず過食気味になってはいないでしょうか??

食べる事が増えると必然と体重は増加します。運動していても夏時期と変わらないメニューでは摂取したカロリーとの差が埋められず蓄積となります。そうすると体重は増加するのです。

体重が増える事は各関節への影響も大きくあり、その中でも膝関節に関しては1kg増加することで、3〜4倍の負荷が加わる、即ち痛みが増してしまう状況があるのです。

またそうならないようにする為には一度トレーニングの内容や、食事などを見直してみてはいかがでしょう??

2015年10月25日日曜日

風邪にきをつけましょう!

こんにちは!リハビリスタッフの大橋です。
10月半ばになり、寒くなってきましたね!
皆さん風邪を引かないように注意しましょう。
今回は、熱の仕組みについて書きます。

身体の深部の温度は、普段36.5℃くらいに設定されています。しかし、ウイルスなどが身体に入り感染すると、身体の温度調節が異常になり、普段より高い温度を設定します。(例 40℃)
すると、「体温を上げる必要がある」と身体が認識し、血管収縮や筋肉のふるえを使い、体温を上げます。(風邪をひくとふるえるのはこのためです)
体温が上がると、「熱がある」状態になります。
しばらく熱の状態が続き、体温調節が正常になると、「体温を下げる必要がある」と身体が認識し、血管拡張や発汗により体温を下げます。(熱が下がる時に汗をかくのは、このためです)

以上が簡単な熱の仕組みです。
身体にはすごい機能が備わっていますね!
これからの季節、風邪をひかないようにしっかりと予防しましょう!