2016年9月23日金曜日

授乳中のX線検査について

こんにちは、放射線技師の中西です。
今回は授乳中のX線検査についてお話しします。
結論からいうと授乳中にX線検査を行っても構いません。
ただし、病院等で造影剤を使用したCT検査や核医学検査・PET検査を受けた場合はヨード剤(CT)や放射性同位元素(RI・PET)が一定期間体内に含まれるので使用した薬剤によって授乳を制限する期間があります。
通常のX線検査は授乳中も検査できますので、検査が必要な場合は安心してを受けることをおすすめします。

2016年9月13日火曜日

内臓脂肪について

こんにちは、リハビリ担当の島津です。
今日は内臓脂肪について、お話ししたいと思います。

肥満は、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満とに分けられます。

 メタボ健診では、腹囲 男性85cm以上、女性90cm以上を、内臓脂肪型肥満の目安としています。
 遺伝的要素に加えて過食や運動不足が続くと、内臓脂肪が蓄積して内臓脂肪型肥満となり、糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病を発症しやすくなります。その結果、動脈硬化が進み、重大な脳血管疾患や心疾患に至るリスクが高くなります。
 肥満やその他生活習慣病がある方は、できる限り早めの生活改善や治療が必要になります。


腹囲1cmが、内臓脂肪1kgに相当するといわれています。日本肥満学会では、体重3kg、腹囲3cm減らすことをひとつの減量目標として提唱しています。
 内臓脂肪をうまく減らすダイエットのコツは、運動しながら、極端な食事制限をせずに、バランスよく食べながら痩せることです。食事を抜いたり、過度なダイエットをすると、一時的には体重が減っても、高い確率でリバウンドします。またビタミンやミネラルなどの大切な栄養素が不足する可能性があります。
 さらに、運動をしないで痩せると、筋肉量も同時に減ってしまうため基礎代謝が減り、ますます痩せにくい身体になってしまいます。歩く、自転車に乗る、泳ぐ、走る、などの有酸素運動と、腹筋やスクワットなどの筋力トレーニングを合わせて行うことで、相乗効果が得られます。

その他、気をつけたい生活習慣、、、
・ 食事を楽しんで、ゆっくり食べましょう。
・ 3食を大体決まった時間に、空腹を感じてから食べましょう。
・ 朝食は健康なものをたっぷり食べ、夕食後には何も食べないようにしましょう。
・ 間食は避けるか、空腹を感じた時は身体によいおやつを食べましょう。
・ 甘いものやアイスクリーム、スナック菓子はできるだけ避けましょう。
・ 糖分の入っていない飲み物:水、お茶を、1.5リットル以上を目安に毎日飲みましょう。
・ 週に4日以上、1回30分以上の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳、エアロビクスなど)を行うか、1日1万歩程度歩くようにしましょう。
・ 筋力トレーニングを、1回5分以上、週3回以上行いましょう。