2015年10月25日日曜日

風邪にきをつけましょう!

こんにちは!リハビリスタッフの大橋です。
10月半ばになり、寒くなってきましたね!
皆さん風邪を引かないように注意しましょう。
今回は、熱の仕組みについて書きます。

身体の深部の温度は、普段36.5℃くらいに設定されています。しかし、ウイルスなどが身体に入り感染すると、身体の温度調節が異常になり、普段より高い温度を設定します。(例 40℃)
すると、「体温を上げる必要がある」と身体が認識し、血管収縮や筋肉のふるえを使い、体温を上げます。(風邪をひくとふるえるのはこのためです)
体温が上がると、「熱がある」状態になります。
しばらく熱の状態が続き、体温調節が正常になると、「体温を下げる必要がある」と身体が認識し、血管拡張や発汗により体温を下げます。(熱が下がる時に汗をかくのは、このためです)

以上が簡単な熱の仕組みです。
身体にはすごい機能が備わっていますね!
これからの季節、風邪をひかないようにしっかりと予防しましょう!

2015年10月16日金曜日

レントゲン検査について

こんにちは、放射線技師の中西です。

レントゲン検査等で、被ばくによる放射線障害を心配される患者さんがおられますので検査について書いてみます。

ほとんどの放射線検査は、放射線障害を心配するような大量の放射線を使用することはありません。それより放射線検査を行わないで病気の見逃し、病状の進行の程度を把握できないことのほうが問題になります。
 放射線検査には被ばくというリスクはありますが、検査でしか解らないこともたくさんあります。
検査を行うに当たって医師は他の検査で代用できるか検討し、被ばくのリスクより得られる結果が多い場合に放射線検査を行います。
 ほとんどの放射線検査は放射線量が少なく放射線障害の発生に起因するような線量ではありませんので、病気の早期発見や早期治療のために安心して検査を受けることをお勧めいたします。

2015年10月6日火曜日

慢性硬膜下血腫について

こんにちは、リハビリ担当の島津です。

本日は慢性硬膜下血腫についてお話ししたいと思います。

転倒などによる頭部への打撲から1~3カ月の後に頭の中に出血が起こることがあります。


頭蓋骨のすぐ内側には硬膜と呼ばれる膜がありますが、この硬膜の内側にじわじわと出血が起こって血液(血腫)がたまった状態を”慢性硬膜下血腫”といいます。

通常、慢性硬膜下血腫は、硬膜の下の外膜・内膜と呼ばれる2枚の膜状の組織に取り囲まれており、血管に富んだ外膜からの繰り返す出血によりゆっくりと増大していきます。


・症状 と 特徴
多くは何となく様子がおかしい、ぼんやりしている時間が多い、眠りがちになった、活動性が低下したなどの症状で始まり、徐々に頭痛、吐き気などの症状が現れます。

症状がさらに悪化すると運動麻痺、言語障害、尿便失禁を来たし、記憶障害や痴呆様症状が前面に出てくることも少なくありません。


寒くなってくると足元が滑りやすく、転倒して頭を強くぶつけることが多くなります。時には「脳挫傷」や「急性硬膜下血腫」など後遺症を残すような重篤な病態を招く場合もありますので、注意して下さい。


意識があった場合や頭部を直接打っていなくても、時間が経過してから症状が発生するケースもあるので病院で精密検査を受けるようにしましょう。