リハビリ担当の笹井です。
秋になり寒暖の差が大きくなり体調など崩されていませんでしょうか??
今日は少し聞きなれない言葉ですが、サルコペニアという言葉について簡単に説明したいと思います。
サルコペニアとは、個人差はありますが、40歳前後から徐々に筋肉量の減少傾向が見られ、その傾向は加齢に伴って加速化していきます。とくに高齢者においてはその速度はますます高まり、1年で5%以上の減少率となる例もあります。この現象を「サルコペニア」と呼びます。サルコペニアはギリシア語で骨格筋の減少を意味し、サルコ(筋肉)とペニア(減少)の造語です。
通常筋肉は運動による刺激やタンパク質、 アミノ酸等(お肉や牛乳などの乳製品)の摂取によって維持、増加することが知られています。人間は一日の間に筋肉の合成と分解を繰り返していますが、成長期ではこの合成と分解のバランスがプラスとなり、十分な量のタンパク質の摂取により筋肉は増加していきます。ところが高齢者においては運動や食事の摂取等の刺激に対する感度が低下することに加え、食事量、とくにタンパク質(アミノ酸)摂取量や運動量の減少により、筋肉の合成量が低下し、合成、分解のバランスが崩れることにより、筋肉が減少する傾向が現れます。
上手に食事を取り、一日少しずつ運動して行くことが大切です!!
0 件のコメント:
コメントを投稿