2015年5月4日月曜日

足根洞症候群について

院長の鱧永(はぶなが)です。
 ゴールデンウィークも後半ですね。
 今回は足痛のはなしです。足関節を捻挫後しばらくして、まだ運動後などに痛みがつづいていることがあります。痛む部位が当初の外側のくるぶしやそのすぐ下よりも、やや前で深いところに痛みが出て、つま先だち、ランニングで痛みが誘発されることがあります。これは足根洞症候群を起こしているかもしれません。捻挫後の足関節の不安定性が原因になることもありますが、その原因は断定しにくいです。足関節を上へそりかえす力が落ちていることもよく見られます。足関節を構成している距骨という骨とそのすぐ下の踵の骨の間に足根洞があります。その部位には、神経(自由神経終末)が多く、さまざまな刺激が痛みとして生じるとされています。
 捻挫後に痛みがつづく場合、原因が足根管症候群とは限りませんが、使い痛みとかそういうものではなく、原因を考えて診療をすべきと考えています。


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