2015年5月18日月曜日

腰痛について

院長 鱧永(はぶなが)です。

今日は、腰痛のお話しです。
腰痛は、一生に一度は、約90パーセントの人が、経験すると言われています。
その原因は非常に多いため、正確な原因診断に難渋しますが、腰痛の原因のひとつとして、脊椎と骨盤の境目にあたる、第5腰椎と仙骨の間の椎間関節や、椎間板に問題があることがあります。
 また、仙骨と腸骨をつなぐ仙腸関節にも原因があることがあり、腰部神経根からの痛み(坐骨神経痛と呼ばれることがあります)との鑑別が必要になります。仙腸関節痛と腰部神経根痛のオーバーラップも時々あります。
  また、腰痛の原因診断で除外をしておかないといけないのは、頻度は多くないですが、脊椎・脊髄腫瘍、脊椎の細菌感染です。

 また、骨粗鬆症に伴う圧迫骨折は、発症早期はレントゲンで確認が困難なことも多く、注意が必要です。

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