2015年9月23日水曜日

運動前の準備について《靴編》

こんにちはリハビリ担当の笹井です。
最近では、朝晩の冷え込みもあり秋到来ですね!!
身体を動かすには丁度良い気候になりました。
ランニングやウォーキングをされている方やこれから始めようとお考えの方へ簡単では有りますが、靴について説明してみたいと思います。



1―まず足の形を知ること

幅広い足か細い足なのかを知る
人それぞれに顔が違うように足の形も違います。幅の広い人もいれば、偏平足の人もいるでしょう。一般的に日本人は甲が高く幅が広い足で、反対に欧米人は甲が低く細い足だと言われています。たとえ同じ競技で、同じくらいのレベルにある二人でも、これだけ足の形が違えば当然シューズも違ってくるはず。
どうもシューズの幅がきつい気がするという人は、幅広のシューズを選ばなければならないし、偏平足の人はアーチ状のシューズを選ばない方がいい場合もあるのです。つまり、履く足にぴったりのシューズを探すことが必要であるということ。シューズを選ぶ前に、もう一度足の形を確かめてみましょう。

2―購入する時間帯を考える

なるべく午後に購入すること
人間の足はだいたい朝と夕方では、0.5~1.0cmくらい大きさに差があると言われています。これは体重がかかりアーチ部がたるんできて、広がってしまうことがひとつと、血液が立っていることで足へと下りてきて、うっ血してしまうためです。
だからシューズを購入するのは、足が大きくなった午後がいいということになります。大きい状態で履いておくと後でつらい思いをせずにすむでしょう。

3―では実際に履いて見ましょう

フィット感を綿密にチェック
シューズを購入する場合、実際に履いて感覚をつかむことが大切。これから長く付き合っていくものなのだから、しっかりと細かくチェックしておきましょう。合わないシューズを履いていると、血行障害による足の疲れや、運動機能の低下をまねく危険もあるからです。
また、試し履きをする時に片足しか履かない人が多いと思いますが、必ず両足とも試すことをおすすめします。人によって左右の足の形が違ったり、サイズに差があるからです。この時シューレース(靴紐)もしっかり結び、甲に伝わる感触をつかむことも忘れずに・・・。
甲は?


足と甲の間がゆるいと、マメが出来る場合がありますし、またきついと血行が悪くなって疲れやすくなります。極端に合わないとき以外はシューレースで調節してみましょう。
つま先は?
シューズを履いて立った時に、足の指を動かして、自由に動くか 確かめてください。1.0~1.5cmくらいの余裕は必要です。親指や小指の付け根はきついと骨の異常を招いてしまうこともあります。
アーチ部は?
アーチクッションが土踏まずとズレていると、アーチに摩擦が加わり疲労を招く原因になります。偏平足の人は特にアーチクッションの位置に注意してシューズを選んでください。
かかと部は?
かかとを浮かしてシューズが逃げてしまうようでは、着地する時に不安定になり危険。ワンサイズ小さいものを選ぶとよいでしょう。かかとをくわえ込むようにフィットするのがベストです。

4―片足で立ってみよう…

片足で立つと足はさらにおおきくなる
右足で立ち全体重をかけると、右足の底面への接地面積はかなり広がります。立っているだけでも差があるのですから、走ったりジャンプしたりするともっと大きく足に負担がかかるはず。
だから少しくらい気が引けても、ちゃんと片足でのチェックをしてください。これもまたいいシューズを選ぶための大切なポイントなのです。

5―最後にシューズのかえりを確かめる…

どこで曲がるかどれだけ曲がるか


シューズのかかとの下とつま先を両手で持って、内側に軽く押してみると、どの位置でかえっているかがわかります。かえりの位置はシューズの指先から3分の1、かかとから3分の2あたりがベスト。その他の位置で曲がったりしているのは失格です。しかし、必要以上に柔らかいのは避けるべきです。

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