2015年7月24日金曜日

中殿筋について

こんにちは。
梅雨があけ、いよいよ盛夏がやってきました。
 今日は、中殿筋についてお話します。医学的に正しいがどうかわかりませんが、経験から得た所感についてお話をします。

 中殿筋は主に、股関節を外転する筋です。側臥位になって、下肢を上に上げたり、立位で骨盤がかたむかないよう、支える筋であります。
 腰痛がつづいている、下肢痛がつづいているなど様々な病態に、この筋力の低下を伴っていることを多く経験しています。
 中殿筋を動かす神経が病んでいるためか、腰痛がある、仙腸関節痛がある、股関節痛がある、膝痛がある、足痛がある、など様々な病態に関連しているのかは不明ながら、中殿筋の筋力低下はみられることがあります。
 筋力が低下しているメカニズムはよくわかりませんが、中殿筋が働いていないと立位で骨盤が安定しないため、腰や下肢へなんらかの悪影響が起こることは想像できます。
 しかし腰痛や下肢痛が軽減したら、不思議と中殿筋筋力も強くなっていることが多いです。
 筋トレで中殿筋を鍛えれば、腰痛、下肢痛が軽減するのか、痛みが減ったから筋力が戻ったのかはわかりませんが、中殿筋を鍛えておくのは、悪いことではないようです。
                                 院長 鱧永

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