2015年4月13日月曜日

MRI検査について

こんにちは、放射線技師の中西です。

当院を受診され、診察の中で詳しい検査が必要になった場合に連携をとっている病院やクリニックにMRI検査を受けに行っていただく時があります。今日はMRI検査について簡単に書いてみようと思います。

MRI( Magnetic Resonanse Imaging;磁気共鳴画像)検査とは、X線撮影やCT撮影のようにX線を使うことなく、その代わりに強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として写す検査です。 
体内の水素原子が持つ弱い磁気を、強力な磁場でゆさぶり、原子の状態を画像にします。検査の概要として、患者さんにベッドに仰向けに寝ていただき磁石の埋め込まれた大きなトンネルの中に入ってもらいます。次にFMラジオに用いられる電波を身体にあて、体の中から放出される信号を受け取りコンピューターで計算し、体内の様子を画像として表します。 
検査中に聞こえる雑音の主な原因は、撮影する写真の厚み及び位置関係などを決定する為に必要とする傾斜磁場コイルに、電源のON-OFFを繰り返しかけることによってコイルが伸縮する時に出る音です。 心配はありません。あと注意事項として、MRI検査は磁石を使った検査ですのでペースメーカー,手術により体内に金属がある方は検査ができない場合があります。
簡単に書いてみましたが、ご理解いただけましたでしょうか?

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